転職活動の期間はどれくらい?|働きながら進める現実的なスケジュール
「転職活動って、実際どれくらいかかるんですか?」
これ、相談の最初の方に必ず聞かれる質問のベスト3に入ります。
「3ヶ月くらい?」「半年?」「もしかして1年以上かかることもある?」と、みなさん不安そうに聞いてくれます。
結論から言うと、20代の転職活動は平均で3〜6ヶ月が目安です。
ただし、これは「準備を含めたトータルの期間」であって、動き始めてから内定まで3ヶ月、という意味ではありません。
また、在職中に進めるか、退職後に進めるかによっても進み方が変わります。
今日は、働きながら転職活動を進める場合の、リアルなスケジュール感と進め方をお伝えします。
転職活動の全体像
大きく分けると4つのフェーズ
転職活動は、準備→情報収集→選考→内定・入社という4つのフェーズに分けられます。
準備フェーズでは、自己分析(自分が何を大切にしているか、どんな仕事が向いているかの整理)と、転職の軸決め(ワークライフバランス重視なのか、年収重視なのか、職種を変えたいのかなど)を行います。
ここをしっかりやっておくかどうかが、その後の転職活動の質に大きく影響します。
情報収集フェーズでは、求人サイトやエージェントを使って気になる企業・求人を探します。
エージェントに登録するのもこのタイミングです。
選考フェーズでは、実際に応募して書類選考・面接を受けます。
企業によって選考ステップ数が違い、1次〜3次面接と複数回ある会社も珍しくありません。
内定後は入社日の調整、現職への退職交渉と引き継ぎ、そして入社準備と続きます。
在職中は「時間がない」が最大の敵
働きながら転職活動をする場合、一番のネックは時間です。平日は仕事があるので、転職活動に使える時間は平日の夜と土日に限られることが多い。
書類を書く時間、求人を調べる時間、面接の時間。
これらをすべて仕事と並行して進めていくのは、正直かなり大変です。
だからこそ、「効率よく進める仕組みを作ること」が在職中の転職活動では大事になります。
在職中の転職活動の月別ケジュール
1ヶ月目:準備と情報収集
最初の1ヶ月は、焦って応募を始めるより「準備」に集中することをおすすめします。
自己分析をして転職の軸を決め、転職エージェントや求人サイトに登録する。
この時期は求人を「眺める」ことに徹して、どんな会社があるか、市場感はどのくらいかを把握することが目的です。
エージェントとの面談もこの時期に済ませておくと、その後の活動がスムーズになります。
エージェントに「自分の希望と状況」を伝えておくことで、その後は自分に合った求人を紹介してもらえるようになります。
2〜3ヶ月目:応募と書類選考
軸が決まったら、実際に応募を始めます。一度に大量に応募するより、「ここなら本当に行きたい」と思える会社を絞って丁寧に書類を作る方が、通過率が上がります。
一般的に、書類選考の通過率は20〜30%程度と言われているので、複数社に応募することが前提です。
職務経歴書はこの時期に一度しっかり作っておけば、あとは会社ごとに少し調整するだけで使い回せます。
ここで手を抜かないことが、その後の選考を楽にします。
3〜5ヶ月目:面接と選考
書類が通り始めると、面接のスケジュール調整が必要になります。在職中の最大の難関がここです。
平日の昼間に面接が入ると、有給を使うか、午前休や午後休を取る必要が出てきます。
面接が複数社重なってくると、スケジュール管理が大変になります。
Googleカレンダーなどで一元管理して、抜け漏れがないようにすることが大事です。エージェント経由の応募であれば、スケジュール調整もエージェントがやってくれるので負担が減ります。
5〜6ヶ月目:内定・退職交渉・入社準備
内定が出たら、入社日の調整と現職への退職交渉が必要になります。
一般的な退職の目安は退職希望日の1〜2ヶ月前に申し出ることですが、就業規則に定めがある場合はそれに従います。
転職先の入社日と現職の退職日を上手く調整することも大事です。
「内定をもらったけど入社日が合わない」というトラブルは意外と多いので、内定後すぐに入社日について転職先と相談しておくことをおすすめします。
転職活動を長引かせないための3つのコツ
コツ① 軸を決めてから動く
「とにかく求人をたくさん見て、いろんな会社に応募する」という進め方は、一見積極的に見えて実は非効率なことが多いです。
「自分は何を大事にしたいのか」という軸がないまま動くと、どの会社も「なんか違う気がする」となって選考が進まない。
最初に「ワークライフバランス重視」「年収400万以上」「リモートワーク可」「職種は営業からマーケへ転換」のように、自分の希望を具体化しておくと、求人を絞りやすくなり活動が効率化されます。
コツ② エージェントを上手く使う
一人で転職活動を進めると、求人探し・書類作成・面接対策・スケジュール調整・企業とのやり取りをすべて自分でやることになります。
仕事と並行してこれをやるのは、かなりの負担です。
転職エージェントを使えば、求人紹介・書類添削・面接対策・日程調整を代わりにやってもらえます。
特に在職中の方にとっては、エージェントを使う方が時間的に現実的です。
コツ③ 「完璧な準備」を待たない
「もう少し準備してから応募しよう」と思って、いつまでも動けない方がいます。でも、転職活動は動きながら学ぶものです。
面接を受けることで「自分が何を大事にしているか」がより鮮明になったり、「この会社は思ってたのと違った」という気づきが次の判断に活かせたりする。
完璧な準備が整ってから動こうとすると、永遠に動けません。まず動いてみることが大事です。
焦らず、でも「動かない時間」は作らない
転職活動が長引く一番の原因の一つが、「また来月から本格的にやろう」と先送りにすることです。
忙しい時期があることも理解できますが、エンジンをかけ直すのは意外と大変なんです。
「先送り」が転職活動を難しくする理由
「今月は仕事が忙しいから、落ち着いたら始めよう」「年明けからちゃんとやろう」「連休明けに本腰を入れよう」
こういう言葉、自分でも言ったことありませんか?
先送りそのものが悪いわけじゃありません。本当に繁忙期で動けない時期があることも事実です。
でも、先送りが癖になってしまうと、「来月」が永遠にやってこない状態になります。1ヶ月先送りにしたら、また1ヶ月先送りになる。気づいたら半年が経っていた、という方を何人も見てきました。
もう一つ厄介なのが、一度止まると「再起動」がしんどいことです。転職活動は、動いている間はある種の勢いがあります。
求人を毎日見ていると、市場感が肌でわかってくる。エージェントとやり取りしていると、自分の状況が整理されていく。
でも1〜2週間完全に止まると、その感覚がリセットされてしまって、また最初からやり直す感覚になりやすいんです。
毎日「5分だけ」でもいい
毎日少しでも転職活動に関連することをする習慣を持つこと。
求人を5件見る、エージェントにメッセージを返す、職務経歴書を1行直す。これだけでも、活動のモメンタムを保つことができます。
「5分だけ」と思って始めると、気づいたら30分やっていた、ということもよくあります。逆に「今日は1時間やろう」と意気込んで、気が重くてできなかった、ということも多い。
転職活動は短距離走じゃなくてマラソンです。毎日少しずつ動き続けることの方が、たまに頑張って大半の日は止まるより、ずっと効果的です。
具体的に「毎日できる小さなアクション」をいくつか挙げておきます。自分がやりやすいものを1〜2個選んで、習慣にしてみてください。
朝の通勤中に求人を3〜5件眺める(応募しなくていい、見るだけでOK)
昼休みにエージェントからのメッセージに返信する
帰宅後10分だけ職務経歴書の気になる部分を直す
週に1回、気になった会社をメモしておくノートを更新する
寝る前に転職に関するコラムや記事を1本読む
これらは全部、「転職活動をしている」というより「情報収集と準備を続けている」という感覚でできることです。
「本格的に動く」という心理的ハードルを下げることが、継続のコツです。
「完璧なタイミング」は来ない
転職活動を先送りにする理由として、よく聞くのが「もう少し準備ができてから」「もっと実績を積んでから」「今の仕事が一段落したら」という言葉です。
正直に言います。「完璧なタイミング」は来ません。仕事が一段落したと思ったら次の繁忙期が始まる。資格が取れたと思ったら「もっとスキルアップしてから」と思う。
実績ができたと思ったら「まだ足りない」と感じる。完璧を待っていると、永遠に動けません。
転職活動は、動きながら準備するものです。
求人を見ながら「自分に何が足りないか」がわかる。エージェントと話しながら「自分の強みは何か」が整理される。
面接を受けながら「自分が何を大切にしているか」が鮮明になる。
準備が整ってから動くのではなく、動くことで準備が整っていく、という順番の方が実際には多いんです。
「モメンタム」を保つことが、転職活動の質を上げる
転職活動に勢いがある状態というのは、市場感が頭に入っていて、自分の状況が整理されていて、次に何をすればいいかが見えている状態のことです。
毎日少しでも動き続けることで、この状態が保たれます。
逆に止まってしまうと、市場感が薄れて、自分の状況も曖昧になって、「何から始めればいいかわからない」という状態に戻ってしまいます。
これがまた先送りを生む悪循環になります。
動き続けることで、転職活動全体のクオリティが上がる。これは、5年間で多くの方の転職を見てきて確信していることです。
一人でやろうとしなくていい
転職活動を続けるのが辛くなったとき、一人で抱え込まないことも大事です。「なかなか進まない」「何をしていいかわからなくなってきた」という状態になったら、それは誰かに話すタイミングです。
話すことで思考が整理されて、「次の一手」が見えてくることがあります。エージェントに連絡する、信頼できる友人に話す、LINEで相談してみる。
どれでもいいです。
一人で悶々と考え続けるより、誰かに話す5分の方が、ずっと前に進めることがあります。
「いつ動き出せばいいかわからない」という方は、まずLINEで話しかけてみてください。「まだ転職するか決めていない」「何から始めればいいかわからない」という段階でも全然OKです。
今の状況を整理するところから一緒に始めましょう。
▼ 転職のタイミング、一緒に考えましょう|LINEで無料相談(転職するかどうかも迷っている段階でOK)
