「新卒1年目で辞めたい人へ|第二新卒が実は転職市場で有利な理由
まず、これだけ言わせてください。
「1年目で辞めたいなんて、甘えなのかな」「みんな続けてるのに自分だけ弱いんじゃないか」と、自分を責めていませんか?
毎朝、目が覚めた瞬間から憂鬱。仕事が終わってもどっと疲れて、何もする気になれない。
週末はせっかく休んでいるのに、日曜の夜になるとまた胸が重くなる 。
そういう状態が続いているなら、それはもう十分すぎるサインだと私は思っています。
私はこれまで5年間、のべ500名以上の転職相談に関わってきました。
その中でも特に多いのが、「新卒1〜2年目で辞めたいけど、どうしたらいいかわからない」という方たちです。
そして、その方たちのほとんどが転職後に口をそろえて言うのが「もっと早く動けばよかった」という言葉です。
今日は、「第二新卒」という立場が転職市場でいかに強いか、そしてワークライフバランスを軸に転職を考えることが決して逃げではない理由を、正直にお伝えしていきます。
そもそも「第二新卒」って何?
卒業後3年以内なら、あなたも第二新卒です。
まず整理しておきましょう。
一般的に「第二新卒」とは、大学などを卒業してから3年以内に転職活動を行う人のことを指します。
社会人経験は少ないけれど、完全な新卒でもない そういう層です。
聞いたことがある方も多いと思いますが、「なんとなく不利そう」「経験がないのに転職市場で戦えるの?」という印象を持っている方も少なくありません。でも、実際は全然違います。
企業から見ると「育てやすくて即戦力に近い」存在
企業から見ると、第二新卒は「社会人としての基礎が身についていて、なおかつ柔軟性がある」という、とても魅力的な人材なんです。
完全な新卒と比べると、ビジネスマナーや仕事の進め方はすでに学んでいる。
でも前職の企業文化にどっぷり染まっているわけでもないから、自社のカラーに馴染みやすい。採用担当者からすると、これが「育てやすくて即戦力に近い」人材に映るんです。
実際、求人を見ていると「第二新卒歓迎」と明記している企業はここ数年で急増しています。
特に成長期のベンチャー企業や、IT・医療・物流など人手が不足しがちな業界では、第二新卒を積極的に採りにきている会社が本当に多い。
「経験も実績もないから不利」という思い込みは、一回手放してもらって大丈夫です。
「なんで辞めたの?」と聞かれたらどう答えるか
大事なのは「理由の内容」より「自分の言葉で話せるか」です。
転職活動で一番気になるのが、ここですよね。面接で「前職を辞めた理由」を聞かれたとき、何て言えばいいんだろうって。
ここで、私がいつも相談者の方に伝えていることをお伝えします。
「理由の内容」より「自分の言葉で話せるかどうか」の方がずっと大事、ということです。
「残業が多すぎて体を壊しそうだった」「説明会で聞いた仕事内容と、実際の業務が全然違った」「上司との関係でメンタルに影響が出はじめた」これらは全部、れっきとした転職理由です。恥ずかしいことは何もありません。
「次に何をしたいか」を添えるだけで印象は激変する
大切なのは、ネガティブな理由をポジティブに偽装することではなく、「次に何をしたいか」を明確にしてから話すことです。
たとえばこんなふうに伝えると、印象はガラッと変わります。
「前職では業務量の多さから体調を崩しかけたこともあり、長く健康的に働き続けられる環境を大切にしたいと考えて転職活動をしています。
御社では残業時間の管理や働き方の整備をされていると聞き、自分の力をしっかり発揮できると感じ志望しました。」
これ、全然ネガティブに聞こえないですよね。むしろ自分のキャリアをちゃんと考えている人、という印象を与えます。
ちなみに、ワークライフバランスを重視する姿勢を真っ向から否定するような企業には、最初から入らない方がいい、とも私は思っています。
面接はお互いが見極める場。企業だけが選ぶ側じゃありません。
ワークライフバランスを軸にして、何が悪いんですか?
「休める環境」がある方が、仕事のパフォーマンスも上がる。
これ、相談者の方からよく聞くんです。
「ワークライフバランスが理由で転職って言っていいんですか?」って。
答えは、全然問題ないです。むしろ私は、それを堂々と言える人の方が、転職後に長く活躍できると感じています。
仕事だけが人生じゃない。
好きな趣味を楽しむ時間、大切な人と過ごす時間、自分を回復させるための時間。
これらがあるからこそ、仕事でも本来の力が出せるんです。逆に言えば、プライベートがボロボロの状態で「仕事を頑張れ」というのは、そもそも無理な話なんですよね。
転職後に「人生が変わった」と感じる人は多い
実際に転職後の話を聞いていると、「前の職場は終電帰りが当たり前だったけど、転職してから定時で帰れるようになって、週末は友人と旅行できるようになった。仕事への向き合い方も、前よりずっとポジティブになった」という声をよく聞きます。
「ちゃんと休めると、仕事のパフォーマンスも上がる」という実感も、多くの方が口にします。
ワークライフバランスを大事にしたいという気持ちは、弱さでも甘えでもありません。自分の人生の質を真剣に考えている、ということです。
そしてそれは、長く働き続けるために欠かせない視点でもあります。
第二新卒の「強み」には期限があります
卒業後3年を過ぎると、市場での見られ方が変わります。
少し現実的な話もさせてください。
第二新卒という枠には、実は「期限」があります。卒業後3年を過ぎると、採用市場での見られ方がガラッと変わります。 「経験者として見るには実績が足りない、でも第二新卒枠でもない」という、どっちつかずのポジションになってしまうんです。
「もう少し続けてから考えよう」「もう1年頑張ってみてから動こう」という気持ちはとてもよくわかります。
でも、その「もう少し」が、使えるはずの選択肢を少しずつ狭めていく可能性があることも、知っておいてほしいんです。
動けなくなる前に、選択肢を把握しておくことが大事
今の状態でも、あなたは転職市場でちゃんと評価してもらえます。それだけは、自信を持って言えます。
もちろん「まだ今の会社で学べることがある」「もう少し様子を見たい」というなら、それも一つの答えです。
ただ、追い詰められて動けなくなる前に、選択肢を把握しておくことは大事です。転職エージェントに話を聞いてみたり、求人をながめてみたりするだけでも、視野がぐっと広がります。
転職活動、何から始めればいいの?
まず「自分が何を大事にしたいか」を言語化する
「じゃあ動いてみよう」と思ったとき、最初に何をすればいいか迷いますよね。
まずやってほしいのが、「自分が何を大事にしたいか」を言語化することです。残業は週何時間以内なら許容できるか。
在宅勤務は必要か。給与はどのくらい欲しいか。どんな仕事内容なら楽しいと思えるか。これを紙に書き出すだけで、求人を見るときの基準が全然変わってきます。
転職エージェントは「情報収集」として使えばいい
次におすすめするのが、転職エージェントへの登録です。特に第二新卒に強いエージェントは、あなたの状況を熟知していますし、求人票には書かれていない職場の雰囲気や残業時間の実態なども教えてくれます。
無料で使えますし、「登録=すぐ転職しなきゃいけない」というわけでもないので、情報収集のつもりで動いてみるのが最初の一歩としておすすめです。
そして、できれば在職中に活動を始めることも大事なポイントです。「辞めてから考えよう」は、焦りが生まれて判断が鈍るリスクがあります。
今の職場に在籍しながら、ゆっくりと動き始めることが、結果的に自分に合った選択につながりやすいです。
「この会社しかない」と思い込まないで
日本には数百万社の企業がある
新卒で就活をしたとき、どれだけ必死でしたか?「やっと内定をもらえた」「ここしかない」という気持ちで入社した方も多いと思います。だからこそ、「せっかく入ったのに辞めるなんて」という罪悪感が生まれやすい。
でも少し冷静に考えてみてください。その会社は、日本に数百万社ある企業の、たった一社です。あなたに合う職場は、他にいくらでもあります。
「合わなかっただけ」と気づくのは、たいてい転職後
「転職=負け」という感覚は、特に日本社会に根強く残っている思い込みです。実際には、転職を経験した人の多くが「視野が広がった」「仕事が前より楽しくなった」「自分に合った環境を見つけられた」、と言っています。
5年間でたくさんの方の転職を見てきて、確信を持って言えることがあります。
環境が変わっただけで、自分でも気づいていなかった力が発揮できるようになった人を、私は何人も見てきました。
最初の会社でうまくいかなかったのは、あなたがダメだったからじゃなくて、ただ「合っていなかった」だけかもしれない。そのことに、転職して初めて気づく方が本当に多いんです。
最後に、あなたへ
辞めたいと思うことは、弱さじゃない
辞めたいと思うことは、弱さじゃありません。
今の環境が自分に合っていないと、ちゃんと気づけている証拠です。毎朝が憂鬱で、週末も「また月曜が来る」と怯えながら過ごしている。
そんな日々をあと何年も続けていくことを想像したとき、あなたはどんな気持ちになりますか?
少し立ち止まって、こんなことを考えてみてほしいんです。
・今の「しんどい」は、社会人ならみんな当たり前に感じることですか?
・仕事終わりに、好きなことをする気力が残っていますか?
・休日に、翌週の仕事のことを考えずに過ごせていますか?
・5年後も、今と同じ環境で働いている自分を想像できますか?
一つでも「そういえば…」と思ったなら、それはもう動き出してもいいサインだと思います。
あなたが「ここで働いてよかった」と思える場所は、必ずある。
転職は、逃げじゃない。自分の人生を自分でデザインするための、立派な選択です。「環境を変えたい」と思えること自体、自分の人生をちゃんと考えている証拠です。その感覚を、どうか大事にしてください。
もし今、一人で抱えてしんどいなら、まずLINEで話しかけてみてください。
「辞めるべきか」「続けるべきか」まだ決まってなくてもOKです。今の状況を聞かせてもらうだけで、きっと気持ちが少し楽になるはずです。一緒に考えましょう。
\ まずは気軽に話しかけてみてください /
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