Z世代に攻めの採用を

未経験転職の成功率を上げる|20代で取るべき資格・スキル完全ガイド

2026.02.26

「未経験でも転職できますか?」

これ、本当によく聞かれる質問です。

そして答えは「できます。ただし、戦略が必要です」です。

20代の未経験転職は、確かに可能性が高い。第二新卒と同様、20代は「ポテンシャル採用」が効きやすい年代で、即戦力でなくても「これから伸びそう」という期待で採ってもらえることがあります。

でも、何も準備せずに「未経験ですが頑張ります!」だけで乗り込もうとすると、かなり厳しい現実に直面することも多い。

大事なのは、「未経験である事実」を少しでも補える武器を持っていくことです。今日は、20代の未経験転職で成功率を上げるための資格・スキルの考え方を、実際の転職市場の視点からお伝えします。

 

未経験転職で重要なのは「資格より実績」

資格を取っただけでは内定は取れない

よくある誤解が、「資格を取れば未経験でも転職できる」という思い込みです。

資格は確かに「勉強した証明」にはなりますが、採用担当者が見ているのは「この人は実際に使えるのか」です。

特にIT系のエンジニア転職では、資格よりも「実際に何か作ったことがあるか」の方がはるかに重要視されます。

プログラミング資格を持っていても、ポートフォリオ(実際に作った作品)がなければ評価されにくい。

資格は「入り口を広げるツール」であって、資格さえあれば転職できる、というものではありません。

「資格+小さな実績」のセットが最強

未経験転職で最も評価されやすいのは、「資格や学習の証明」と「それを使った小さな実績」をセットで持っていることです。

たとえば「Webデザインのスクールに通い、実際にポートフォリオサイトを3つ作った」「日商簿記2級を取得し、前職でも経費精算の補助業務を担当していた」。

こういった形で、資格+実践の跡があると、採用担当者に「この人は本気だな」という印象を与えられます。

20代の未経験転職で需要が高い職種と必要なスキル

Webエンジニア・プログラマー

20代の未経験転職の中で、最も求人数が多く需要も高いのがIT・エンジニア系です。

特にWebエンジニアは慢性的な人材不足が続いており、未経験でも入れる企業が存在します。

取得・習得しておきたいスキルはHTML/CSS、JavaScriptの基礎、そしてPythonかRubyかPHPのいずれか。

ポートフォリオとして実際のWebアプリやサイトを作っておくことが採用の決め手になることが多いです。

プログラミングスクールに通う場合は、就職支援が充実しているところを選ぶと転職活動がスムーズになります。

Webマーケター・デジタルマーケター

SEO、SNS運用、Web広告(Google広告・Meta広告)などを扱うWebマーケターも、未経験からの転職需要が高い職種です。

特に中小企業や成長中のスタートアップでは、マーケティング担当者が不足しており、意欲があれば未経験でも採用するケースがあります。

Googleアナリティクス(GA4)やGoogle広告の認定資格を取得しておくと、学習姿勢をアピールしやすいです。

加えて、自分のブログやSNSアカウントを実際に運用して数値を改善した実績があると、ポートフォリオとして使えます。

営業職(法人向け・IT系)

未経験から転職しやすい職種として、営業は外せません。

特にITツールやSaaSを扱う法人営業は、コミュニケーション能力さえあれば業界未経験でも採用されるケースが多く、成果次第で年収も上がりやすい。

特別な資格は必須ではありませんが、前職でのコミュニケーション能力や、目標に対して粘り強く取り組んだエピソードを整理しておくことが重要です。

「なぜ、ITの営業がやりたいのか」という動機も明確にしておきましょう。

人事・採用担当

意外と見落とされがちですが、人事・採用担当も未経験からの転職が比較的しやすい職種の一つです。

特に採用業務は、コミュニケーション力や相手を見る力が重視されるため、前職の業種が違っても評価されやすい。

人事に興味があるなら、社会保険労務士(社労士)の勉強を始めるか、まずはITパスポートや秘書検定などで「学ぶ姿勢」を見せながら、小さな人事補助ポジションからスタートするルートが現実的です。

資格取得の優先順位の考え方

「転職目的の資格」を選ぶ

資格には「自己満足の資格」と「転職で使える資格」があります。

転職目的で資格を取るなら、求人票を先に見て「この職種の求人にはどんな資格が書かれているか」を確認してから選ぶのがおすすめです。

人気の資格として需要が高いのは、ITパスポート・基本情報技術者(IT系全般)、日商簿記2級(経理・財務系)、FP2級(金融・保険系)、TOEIC700点以上(外資・グローバル系)などです。

ただし繰り返しになりますが、これらは「入り口を広げる」ためのもので、資格だけで採用が決まるわけではありません。

資格を選ぶときに意識してほしいのが、「その資格が求人票に実際に書かれているかどうか」を確認することです。

転職サイトで自分が目指す職種の求人を10〜20件見てみて、「歓迎条件」や「必須条件」に繰り返し出てくる資格があれば、それが市場で求められているサインです。

逆に、求人票にほとんど出てこない資格をいくら取っても、転職活動での評価には繋がりにくいです。

また、資格によって「取得の難易度」と「転職での評価」のバランスが全然違います

たとえばTOEIC600点と700点では難易度がかなり違いますが、評価としては700点を超えるか超えないかで見られ方が大きく変わる、ということがあります。

「どのスコア・どの級から評価されるか」を事前に調べてから目標を設定することが大事です。

資格と実績のバランスを考える

資格の話をするときに必ずお伝えしていることがあります。「資格は取るだけでは意味が半分しかない」ということです。

採用担当者が資格を見るとき、「この人はこのスキルを実際に使えるのか」という視点で見ています。

資格があっても実務での使用経験がゼロだと、「勉強したことはわかるけど、使えるかどうかわからない」という評価になりやすい。

だからこそ、資格を取りながら同時に「小さな実績」を作ることが大事です。

たとえば簿記2級を取ったなら、副業や知人の確定申告サポートで実際に使ってみる。Webデザインの勉強をしているなら、ポートフォリオサイトを作ってみる。

プログラミングを学んでいるなら、簡単なアプリやツールを作って公開してみる。資格と実績をセットで持っていると、面接での説得力がまったく違います。

短期間で取れる資格から始める

「何かを取ろう」と思ったとき、最初からハードルの高い資格を目指すと挫折しやすいです。

まず3ヶ月以内に取れる比較的難易度の低い資格から始めて、「勉強した実績」を積み上げていく方が現実的です。ITパスポートや日商簿記3級は1〜2ヶ月の勉強で取得できる方が多く、転職活動中でも並行して取り組みやすい。

ここで大事なのが「転職活動と資格取得を並行して進めること」です。「資格が取れてから転職活動を始めよう」と考えていると、気づいたら半年・1年が経っていた、ということになりがちです。

資格の勉強をしながら、求人を見たりエージェントに相談したりする動きは同時並行でできます。

転職活動を進めながら「この会社の選考を受けるまでにこの資格を取る」という目標を持つと、勉強のモチベーションも上がりやすいです。

資格取得と転職活動は、どちらかが終わってからもう一方を始めるのではなく、同時に進めていく方が結果的に早く動けます。

勉強を続けるための現実的なコツ

働きながら資格の勉強をするのは、正直なかなか大変です。仕事で疲れて帰ってきて、さらに勉強をするのはしんどい。

だからこそ、「続けやすい仕組み」を作ることが大事になります。

私がおすすめしているのは、「通勤時間と昼休みだけで勉強する」と決めてしまうことです。

帰宅後にやろうとすると、疲れてできないことが多い。

でも通勤中のスマホ学習と昼休みの15〜20分を合わせると、1日1〜1.5時間の勉強時間が確保できます。スタディサプリやスマート問題集などのアプリを使えば、スキマ時間を勉強に変えやすいです。

もう一つは、「勉強する場所を決めること」です。

カフェでもファミレスでも図書館でも、「ここに来たら勉強する」という場所を決めると、習慣化しやすくなります。家での勉強が苦手な方には特におすすめです。

未経験転職で一番大事なのは「なぜその仕事がしたいのか」

資格もスキルも大事ですが、未経験転職で採用担当者が最終的に見ているのは「なぜこの職種に転職したいのか」という動機の強さです。

「未経験なのに、なぜうちで働きたいのか」を、自分の言葉でしっかり語れるかどうか。これが一番の決め手になることが多いです。

「なぜ」を掘り下げると、自分でも気づかなかった本音が出てくる

「なぜこの職種がやりたいのか」という問いに対して、最初は「なんとなく向いてそう」「調べたら良さそうだった」という答えが出てくることが多いです。

でもそれをもう一段掘り下げてほしいんです。

「なぜ向いてそうと思ったのか」「どんなところが良さそうだと感じたのか」「今の仕事と比べて、何が違うと思っているのか」こういう問いを自分に投げかけていくと、だんだん「本音」が出てきます。

たとえば「Webマーケターになりたい」という方が話を聞いていくと、「数字を見ながら仮説を立てて試すのが好き」「今の仕事は誰かに言われたことをこなすだけで、自分で考える余地がない」「リモートで働ける職種に移りたいという気持ちもある」という本音が出てくることがあります。

これが言語化できると、面接での志望動機が一気に「自分の言葉」になります。

動機の中に「ワークライフバランス」が入っていてもいい

動機の裏側には、自分がどんな働き方をしたいのか、どんな人生を送りたいのかというビジョンが必要です。

「この職種なら、ワークライフバランスを取りながら長く働けると思った」でもいい。「自分のスキルを活かしながら、もっと自分らしく働きたいと思った」でもいい。

「ワークライフバランスが理由に入っていると不純に見えるのでは」と心配する方もいますが、そんなことはありません。

「長く健康的に働き続けるために、働き方を大切にしたい」という動機は、むしろ「この人は長続きしそう」という印象を与えます。定着してほしい企業側にとっては、ポジティブな要素になることも多いんです。

本音をちゃんと自分の言葉で語れることが、未経験転職の一番の武器になります。資格や経験がなくても、「この人は本気だ」と思わせる動機の強さが、未経験転職の扉を開けることがあります。

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